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Monday 21 February 2011

さようなら、そして有り難う。(19/2/2011)

物事を決めるきっかけは、いろいろあると思う。考え抜いて決めることもあれば、そんなに時間をかけないうちに決まる方向に進むこともある。
今回のLondon展。偶然見つけた作家募集の案内。一緒に参加することになった友達との初めての旅行。トリノの友達に逢いにいくことも、合唱団の人たちの招待も、わざわざトリノまで遊びに来てくれた友達との出逢いも。偶然ではなくて必然性があったのだ。
そして、スイスのアルプスの山を飛行機で超えている頃、ふと「終わったのだ」と感じた。今回のきっかけの原点となるもの。いや、なったもの。それが、終わりにしなさい、と告げに来た。
かなわないことは、人生でたくさんあって、消化しきれないこともたくさんあるが、今回のようにキチンとわかる瞬間が来たのは初めてだった。
さよなら、そして有り難う。
素晴らしい経験が、自分の財産として残った旅だった。