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Thursday, 10 March 2011

ひとつ、荷が下りた。

友達と、知り合いのスイス人写真家マッテオ・アロルディの個展のレセプション・パーティへ行った。
Matteo Aroldi (マッテオ・アロルディ)「手と手−時空を超えて」at OAG
彼に会うのは二年ぶり。彼は「自分らしい」写真を撮ることの素晴らしさを教えてくれた人だ。いろいろあって、連絡が絶たれ、「もう二度と会うまい」とも思った。

今回、ひょんなことから彼の結婚を知り、彼の個展を知り、「今なら逢える、オメデトウと
言える」と思った。
二年前、彼に渡せずにいたもの。なぜ今まで取ってあったのかすら覚えてないけど、きっと今日の日の為に手元に置いておいたのだと思う。

久しぶりに会った彼は、驚きの表情を見せ、昔よりも優しい声で応えてくれた。『今の彼の人生』を表しているかのような、優しい対応だった。
目的は、果たした。もうこの先会うかどうかは、分からない。それでも良いのだ。渡しそびれたものも、言いそびれた言葉も、もう私には残っていないのだから。

grazie e arrivederci

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